Day 12 : 救いの手とKEENのサンダル。
Buen Camino!!(巡礼者への挨拶で「良き巡礼を」という意味です)
じょーじです。
San Juan de Ortega ~ Burgos
27,5km
この日は、前日からすごく暑くなると他の巡礼者たちから聞いていたので、早めに準備を済ませ出発。
他の巡礼者のみんなも、陽が昇る前に出来るだけ距離を稼ぎたいので、いつもより起きだしてくるのが早かったです。
出発してすぐにほぼ360°見渡せる道に出て、朝日を迎えます。
遠くの山の上には、風力発電が回るのが見え、徐々に明るくなってくる空の向こうからは、太陽が綺麗な光を放ちながら、力強く顔を出します。
早朝の澄んだ空気の中、陽を浴びる草花も生き生きとしていて、写真ではとても伝えられない美しい景色を見ながら、二人で巡礼路を歩くことができる喜びを噛みしめます。
雲一つない空
しばらく歩いていると、長い長い上り坂が待ち受けていて、その坂を上りきると、大きな十字架が目の前に現れます。
上った後は、やっぱり下ります。
足の小指が腫れあがっている嫁には、負担のかかる下り坂は、きつそうで、ちょこちょこと歩を進めていきます。
体調が万全なだけに、小指だけのお蔭で、順調なペースで歩けないのは、すごくもどかしいと、嫁が言ってました。
そんなことを話していたら、ドイツ人夫妻のエディスとベーンが追い付いてきました。
嫁の状況を聞いたエディスが、なんと、KEENのサンダルを嫁に貸してくれました。
本当に助かりました。感謝。
途中からフロリアンとスペイン人のおじいちゃん(名前、忘れちゃいました)合流して、6人で今日の目的地であるBurgosを目指します。
フロリアンがガイドブックを片手に先頭を歩き、公道の横を歩く整備された方の巡礼路ではなく、もう一つの方の旧?巡礼路をことに。
そういう道があることすら知らなかった自分たちは、ただただついて行くだけです。
街に入ると同時に大きな公園が。
日曜日ということもあり、家族や友人でウォーキングをしたり、犬の散歩を楽しんでいる人が多く、始めは、自分たちも雰囲気を楽しみながら歩いていたのですが、歩けども歩けども、街の中心に辿り着けません(苦笑
途中から会話も無くなり、みんなで黙々と歩きます。
やっと市街に着いた頃には、みんなヘトヘトに疲弊しきっていました(笑い
街に着いてからも、宿を探して辿り着くまでほっとできません。
僅かしか残されていない余力を振り絞り、重たい脚を持ち上げる巡礼者の画。↑
宿を見つけた瞬間、無意識にベーンとハイタッチしてました。
エディスがサンダルを貸してくれてなかったら、歩けてなかったんじゃないかと思った今回の道のり。
本当に感謝してます。
今回も最後まで 読んで頂き、ありがとうございました。
残り492,5km!!!
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